箱ポケット考察 その1
昨日から、箱ポケットのことばっかり考えております。
・・・・というのも、生徒さんからのリクエストにより、再来週、
「部分縫い講座」開催の運びとなったのです。
「箱ポケット」って、なんとなく、「自分のやり方」というものがありまして、ずっと私はそのやり方で縫ってきたのです。
ところが、ある日、生徒さんが持ってきた、クルールさんのコートの型紙。
「箱ポケットの作り方が説明書をみただけでは、わかりません~~」と言ってレッスンに来られました。
そういえば、私、「型紙ショップ」で購入した型紙や「作り方」を見たのは、実はこの時、初めてでした。
自宅で洋裁教室を始めるまで、市販の洋裁本さえ持っていなかったのです!!
(学生時代は、装苑は毎月買ってたし、フィーメール?とかいう洋裁雑誌を昔1冊もってたくらい)
で、生徒さんが持ってきた、この箱ポケットの作り方のページを見たのですが、
よくわからない・・・・・。
いえ、じっくり読んで、やってみれば、たぶんわかるのでしょうけれども、今はレッスン中。
他の生徒さんたちをほったらかしにして、この箱ポケットのレシピと対峙するわけにもいきません。
なので、「あれ~?ちょっとこの作り方、わからない。私のやり方でやってもいいですか?」と
箱ポケットのところは、「私のいつものやり方でいい~?」と。
私のいつものやり方でレッスンしました。
で、クルールさんの型紙に入っていたのが、こちらなんですが、
私のいつものやり方だと、向こう布の口布部分がいらないんです。
なので、こうやって、口布部分を折って使ってもらいました。
「私のやり方」で、箱ポケットは出来たのですが、やっぱり生徒さんには、ちょっと難しかったかも。
そして、このコートを作られる生徒さん、みなさん、箱ポケットについて、
「レッスンで言われるままに縫ったら、よくわからないながらもできた。
だけど、家に帰って自分でまたやれと言われたら、それは出来ない。」と。
部分縫いに特化したレッスンをやって欲しい、と。
そして、開講することになった部分縫い講座ですが、
私の中では、ずっとひっかかっていました。
私は、私の縫い方しか出来なくていいんだろうか。
クルールさんのあの型紙、わたしのやり方と違うということは、もっと違う縫い方もあるはずだし、
もしかしたら、もっといいやり方があるのかも。
「部分縫い講座」で、生徒さんに 「私のやり方」を押し付けちゃいけないな! と。
そんなことを考えながら眠りについたら、夢にまで出てきました。箱ポケット。
そしたらね、
「こうやって縫えば、いいんじゃない?」っていう縫い方を思いついたというか、夢のお告げというか、なんというか。
あ、いえ、もともとそういう縫い方があるのかもしれないですが。
それで、縫ってみたのが、こちら。
今までのが何だったの!っていうくらい、簡単に縫えて、仕上がりもキレイ。
私は今まで、この縫い方で縫ってきたわけで。
その縫い方しか知らなかったわけで。
だけど、
急に思いついて縫ってみたこの箱ポケットも、どうやら、クルールさんの説明書とは、やり方が違うみたいで。
そしてそして、家中の洋裁本から、「箱ポケット」の作り方が載ってるのを探してきましたよ!!
じゃーん。
とりあえず、今はこれだけ。他にも探せば、もっと他の本にも載ってるかもしれないけど。
「箱ポケットの作り方」が載ってる本がこれだけありました。
さ~、片っ端から、縫ってみるよ!!!!