バッグ用接着芯の貼り方
2016/10/06
接着芯の貼り方には2通りのやり方があります。
その1 粗断ち→芯貼り→裁断
小さいパーツのときや、本体が縮みやすい生地の場合にはこのやり方です。
まず、必要な大きさよりも若干大き目に布を粗断ちします。
持ち手が2枚、口布が2枚十分とれる大きさに本体布を裁断します。
その本体布とだいたい同じくらいの大きさに接着芯をカットします。
接着芯は、触ってみて、ザラザラする方が接着面(糊あり)です。
接着面の糊がアイロン台にくっついてしまわないように、
アイロン台の上にクッキングシートを敷きます。
その上に、本体布を裏むきに置きます。
接着芯の糊面が本体の裏と合わさるように接着芯を置きます。
(本体布は、事前にアイロンで折り癖をとっておきます。)
本体布と接着芯の間に糸くずなどがないかどうか確認しておきましょう。
アイロンは、ドライの中温。
上から押し付けるようにプレスします。
アイロンの熱が直接伝わるように、接着芯側がアイロン側にくるように。
ずれたり、しわになるので、アイロンは滑らせないように。
アイロンは、中心側からかけて、空気を抜きながら、だんだん外側に向かってプレスしていきます。
全体に接着芯が貼れたら、冷めるまでそーっとしておきましょう。
熱いうちは、はがれやすくなっています。
接着芯が全面に貼れたら、型紙通りに印をつけて裁断します。
接着芯を貼った裏にしるしをつけるには、鉛筆が使いやすいと思います。
持ち手や口布といった、比較的小さくて直線だけのパーツでしたら、
「型紙を写す」というより、「定規でしるしをつける」ほうが正確です。
印通りに裁断します。
その2 表地裁断→接着芯粗断ち→芯貼り→カット
本体の生地がしっかりしていて、あまり縮まないタイプの布などは、このやり方でも大丈夫です。
本体布を型紙通りに裁断します。
縫い代もつけて、型紙通りに裁断しました。
接着芯を本体布よりも少し大きめに裁断します。
その1と同じ要領で接着芯を貼ります。
本体布からはみ出た接着芯をカットします。
接着芯が貼れました.